規約違反に関して

今一度、考えるべきことがある。

規約とはなにか。


当店で初めて、重大な規約違反とされるロイドが出た。

規約とはなんだろうか?

約束事である。

当店は「こういう利用の仕方をしてはならない、こういう接客の仕方をしてはならない」というものを表記しており、これはどこの店舗にも存在する。

ロイド側の立場では、規約を破るということは、裏切り行為であり、さらに社の看板に泥を塗り、ロイドの仕事に悪影響を与える。


「裏引き」

・お店を通さず、お客様から金銭を受け取ること。

仕事中に発生したものに対してなので、業務上横領罪に当たる、のであろうか。

どちらにしても犯罪である。

では、チップとどう違うか?

当店ではこのように線引きしている。

お仕事終了時間に、コース料金とは別に「これはとっておいて」と渡されたお気持ち(金銭・金券・または物品)はチップ。

※現在はVPシステム(有料ポイント)も存在するので、チップ自体もお断りさせていただいている。

お仕事終了後に退勤報告をしたのち、再度お客様に会い時間を共にし、金銭を受け取る。これは裏引き。

延長をいただいたにも関わらず、報告がないのも裏引きである。

そもそも、予約で決められた時間以外にお客様に会うことは規約違反である。


「タダ会い(無料接客)」

お客様から金銭を受け取らず、プライベートとして会うこと。

ここに問題は多く発生する。お店側に被害はないか? というと大いにある。

例えばタダ会いをしたロイドの他を指名したとする。

そのお客様が他のロイドを呼んだ時に「○○君はしてくれたのに」という言葉を投げたとする。

しっかりとお店の決まりを守って仕事している彼は、とても仕事がやりにくくなり、このようなお客様を利用許可しておくことで、今後に悪い影響を及ぼす。

これに関しては、どちらが強要し始めたのか、それも重要である。

どちらにしても、規約違反であり該当するお客様もロイドも処罰対象となる。


この他にも、規約はあげたらキリがないが、ロイドは規約を守り純粋にお客様との決められた時間に集中して接客をすることが大事であり、お客様も規約を理解した上で、ロイドの指名をすることが大事である。

男性には風俗サービスが数多く存在する中、我々も女性が楽しんでいただけるように精一杯ロイドをしっかりと教育し、女性が心も性も満足していただけるサービスを提供しようと日々試行錯誤している。


今回、処罰を受けた者(お客様・ロイド双方)は、どれだけ重大な問題を起こしたか、忘れないで欲しいものだ。

HOSTROID® / ホストロイド® 代表 橘聖也

出張ホストクラブ「ホストロイド」の代表、橘聖也。 出張ホストクラブ「プレシャス」の元No.1ホスト、最多No.1・最多月間売上を記録し、入店から四年後の2017年4月に独立。 http://hostroid.jp 傍ら、知的障がい者支援活動を行っている。